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【映画紹介】『ジョゼと虎と魚たち』(実写版)

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こんにちは、ぽちゃうさです!

今回は映画紹介第2弾をおこなってみようと思います。

2回目は…ジョゼと虎と魚たち』(実写版)です!

この映画自体は評価も含めて知っていましたが、ちゃんと見たのは昨日です(笑)

夜中に見て色々考えさせられたのでそれを皆さんに届けられたらと思います!

よし、頑張るぞ!

あらすじ

 妻夫木聡池脇千鶴が共演し、足の不自由な少女と平凡な大学生の切ない恋の行方を描いた作品。

 ごく普通の大学生・恒夫がアルバイトする麻雀店では、近所に出没する謎の老婆の噂が話題となっていた。その老婆は決まって明け方に現れ、乳母車を押しているのだという。明け方、恒夫は坂道を下ってくる乳母車に遭遇。近寄って中を覗くと、そこには包丁を振り回すひとりの少女がいた。自らをジョゼと名乗るその少女は足が不自由で、祖母に乳母車を押してもらい散歩していたのだ。不思議な魅力を持つジョゼに惹かれた恒夫は、彼女の家をたびたび訪れるようになって―…。

 

おすすめしたい人

・リアルテイストなものを求めている人

・様々なエンドを受け入れられる人

・影響力のある映画を見たい人

・今の作品には中々見られない映画を見たい人

 

逆に、・ロマンティックやドラマティックなものが好きな人

   ・ハッピーエンドが好きな人

   ・笑えるコメディ要素が入っているものが見たい人

    又は映画で楽しい時間を過ごしたい人

   ・ラブシーン苦手な人

これらの人たちにはお勧めしません。

「な~んか有名だし見るか」って感じで見ちゃうと、見た後にぐっと重くなると思います。あと、ラブシーンは結構だと思うので、娘ととか親と等家族で見ようと思っている方もご注意ください!(笑)

 

感想(ネタバレあり)

 足の不自由な人と付き合っていくことの難しさをひしひしと感じました。障害とか関係なく、男女の関係なんていうのはふとしたことで簡単に別れたりするものだからと思う方もいるかもしれませんが、やっぱり現実問題”足が不自由”という障害を持っている方との恋は健康体の人たちのものよりも何倍もハードルが高いのだと思うのです。

 だからこそラストシーンでの恒夫の”逃げる”という選択は、かなりリアルな選択だと思います。単なる恋人から妻としてずっと一緒に歩んでいくことが目の前に来た時にビビって逃げてしまうことは、確かに最低とも言えますが私自身は悪い選択ではないと感じました。それよりも本当に妻にした後に一緒にいることに疲れて嫌いになって別れてしまうほうが私は悲しいので…。「お互い好き。ちゃんと好き。でもずっと一緒は難しい。」それをわかっているからこそ、ジョゼはあっさりと別れたのだと思います。恒夫の最後もとさやの前で泣くシーンもそういうことだと思いました。頭では、心ではわかっていてもどこかひっかかってしまうなら、一緒にいることは無理なのです。それをわからせてくれるこのエンドは決してバットエンドではありません。

 最後、ジョゼがさっそうと車椅子で買い物に出かけ、きれいに掃除されてる部屋で、ひとり魚を焼いてるシーンがあるのは、バットエンドではないことの証明だと思っています。「自分はだれかの助けがないと生きていけない」と常に不安ですがりついていたジョゼのこの成長は見ものだと思います。自立を覚悟できたジョゼにとっても、障害者の人と結ばれることがどんなに難しいかを体験できた恒夫にとっても、この恋愛は必要だったのだと思います。恒夫が最後に言っている通り、普通の男女の別れと違ってもう二度と会うことはないでしょうが…。

 自分の好きな映画としてあげられるかと言われれば、この映画はあげないというかあげにくいです。でも、良い映画かどうかを聞かれれば、その答えは確実にYesです。良い映画って見た後に何かを残してくれるものだと思うので。これは「よかったね~」とか「感動した!!!」じゃなくて、絶対に見た後に考えさせられる映画です。頭をゴーンと静かに殴られる感じでしょうか(笑)だからこそ、こんなにも有名で評価を得ている作品なんだと思います。自分が大人になったと思うときに見てほしい作品でもあります。ぜひ何度も見てその時感じた気持ちを大切にしてください。

 

今回は以上です!

ジョゼと虎と魚たち』について興味を持っていただけたなら嬉しいです。

今後も映画紹介していくと思うのでよろしくお願いします!それでは。

 

 

楽天はなぜかアニメのほうしかなかったのでこちらを載せておきます

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